タンパク質は食欲の中心
目次
食欲はタンパク質欲
2023年6月に書店に並んだ「食欲人 ーEAT LIKE THE ANIMALS ―(サンマーク出版)」は昆虫から人間も含む霊長類動物がたんぱく質に対する強い食欲を持ち、タンパク質のターゲットを満たせなければ、その生き物はそのまま食べ続ける・・・という事が報告されています。そして、現代に蔓延する肥満やそこから繋がる疾病への社会構造的な分析や、私たちが身に着けるべきことを説明しています。
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タンパク質だけが必要なわけでない
当然、タンパク質だけが生き物に必要なわけではありません。それぞれの生物の食環境の中で、季節ごとに変わる餌を食べながらでも命を繋いでいくプログラムが長い年月をかけて生み出しています。その食欲のプログラムは前提となる食環境の中で、タンパク質を追い求めることで、その他必要な栄養のバランスが取れるという叡知です。
このプログラムが正常に働く前提
長い年月をかけて作られたこのプログラムの前提となる食物は、その生き物の生息環境の自然界から得られる食物です。ですから食物繊維なども含み、食べにくい皮などの付いた食物だったかもしれません。
人間の食環境の急激な変化と大きな影響
人間はといえば、何千万年以上もかけて作ってきたこの食欲プログラムの更新が間に合わないスピードで、自ら食環境を変えています。その主役の超加工食品と言われる食品は全米では食事の57%以上と紹介されています。工業製品として製造され、味、見た目、保存期間をコントロールする為に様々な添加物を加えられた食品です。製造元の経済合理性を追求する企業には、人間の体には不都合な事実も存在している様子です。
不都合な事実①タンパク質含有量を減らすと製造コストが安くなる。
不都合な事実②食物繊維が少ない食材は美味しい
かくして、安く・美味しい食品(低タンパク、低食物繊維)が市場に生み出されます。
※ちなみに脂肪含有量は食品価格にほとんど影響が無く、炭水化物の含有量は多く含まれるほど食品価格は下がる傾向があるそうです。
※食物繊維は食品の過剰摂取抑制などの働きがあることが知られています。
低タンパク低食物繊維食が導くもの
低タンパク質低食物繊維含有率の食品は、冒頭にあったタンパク質欲を満たすために沢山の量を食べなくてはいけない食品です。沢山食べるので脂肪、炭水化物などは必要以上に食べることになります。この流れは構造的な人間の肥満体質、疾病体質、そして社会コスト増大に繋がっているように見えます。
テンペ・・・更に手作りテンペを進める理由
今までも「テンペを・・・さらに言うと手作りテンペ」を進める理由を環境問題、食事の志向.etcの面からも進めてきましたが、何かもやもやしていました。しかし、この事実を知り「手作りテンペを広めたい」という気持ちを新たにしました。
超加工品の隆盛のおかげで、人間の食品の選択肢は増えているように見えますが、タンパク質欲に照らし合わせ、タンパク質含有率が高いもの求めると、あまり選択肢はないのかもしれません。
これからも私たちの利便性を向上させるために生み出される超加工品ですが、経済合理性が働くと前述した不都合な真実が製品に反映されます。
そうして不都合な真実①から言える真実があります。「タンパク質は高価」という事です。
極端な話し方ですが、これら踏まえると、私たちは食事の買い物の時に2つの選択を迫られます。選択①タンパク質の含有率の高い、高価な食品を買う or 選択②タンパク質の含有率の低い、安価な食品を買う・・・・。この状況に手作りテンペを3つ目の選択肢として拡げて行けたらいいと思っています。
選択③「タンパク質含有率の高い(そして食物繊維の豊富な)テンペを安く作る」
この選択③の可能性を広げる為、安く簡単にテンペを作る選択肢を拡げていきたいと思います。
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