持続可能な食材 豆類
持続可能な食材 豆類
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世界の食肉需要は過去50年で5倍と増えています。発展途上国でも食肉の需要が急上昇している国もあります。しかし、この食肉に頼った食料供給の仕組みでは、家畜飼育の水、土地、飼料、肥料、燃料と資源の制約圧力が高まるものばかりです。例えば、日本における水資源は豊富な気もしますが、輸入されている食材をもし日本で作ったら必要になる水(仮想水という考え方)をすると、日本は水不足の国なんです。
牛肉1kgは穀類17.5kg
牛肉を例にすると、1kgの牛肉を得る為には、17.5kgの穀類が必要となります。このように、世界で生産される穀類の70%は牛をはじめとする家畜の餌にされています。
食肉は便利なタンパク質の源 動物性食品は完全タンパク質食材
私たちの体に欠かすことのできないタンパク質。その内、人体で生成できない9種類のアミノ酸をすべて含むものは完全タンパク質食品と言われます。食肉をはじめとする動物性食品はほとんどがこの9種類のアミノ酸を含む完全タンパク質食材として、私たちを支えてくれています。
植物性の完全タンパク質食材
この完全タンパク質食材は、植物性の食材にもあります。キヌア、ナッツ、そして身近なもので大豆です。また、完全タンパク質でなくても組み合わせることで完全タンパク質を目指すことができます。その際には身近な小麦や豆類を組み合わせる方法も考えられます。完全タンパク質だけを考えると植物性食材を利用する方が、動物性食材を利用するより少ない労力、エネルギーで足りそうです。
豆類には更にメリットがある
冒頭にも列挙した制約圧力が高まる資源のうち、肥料(その製造、運搬に掛かる燃料にも含む)は植物を育てる為に多く使われます。植物の3大栄養素は窒素、リン、カリウムですが、その内、豆類は大気中の窒素を土壌に固着する事が知られています。そして、化学肥料に起因する二酸化炭素の排出量も削減してくれます。そういう点から「持続可能な食材」としています。
豆類で、完全タンパク質の大豆を利用するなら
豆類の内、身近で、完全タンパク質の大豆を利用するなら、日本には大豆を利用した食材が沢山あることに気が付きます。体内への吸収を考えると発酵した大豆がおススメです。お味噌、お醤油、納豆はありがたい食材だと改めて気が付かされます。
そして私たちは、同じく大豆の発酵食材である「インドネシアの納豆」と言われることのあるテンペを日本中に広げようと活動しています(テンペとは こちら)。
関連情報
大豆発酵食品テンペ専門店 | OneFace
OneFaceは「テンペをもっと身近に!」を応援します。スーパーフードと言われるテンペを作りますか?まず食べますか?そのどちらも応援します。
屋号 | OneFace |
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住所 |
〒391-0013 長野県茅野市宮川4303-1-2 |
営業時間 |
9:00-17:00 定休日:土日祝 |
代表者名 | 大友 由紀子 |
info@tempe-oneface.com | |
Mission | 大豆発酵食品のテンペの「作る」「食べる」を広める |