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「植物性たんぱく質」が摂れる離乳食!おすすめ食材を月齢別に紹介

 

野菜たっぷりの離乳食
植物性たんぱく質が摂れる離乳食の食材は?

 

この記事を読むための時間:3分

 

栄養バランスをしっかり考えてあげたい離乳食ですが、中でも食材選びが難しいのが「たんぱく質」です。

動物性たんぱく質だけなど脂肪分を多く取り過ぎてしまう心配があるため、植物性たんぱく質もバランスよくあげたいところでも、離乳食であげられる植物性たんぱく質の食材って、何があるのでしょうか?

この記事では「植物性たんぱく質が摂れる離乳食の食材」を、月齢の目安とともに紹介します。

 

赤ちゃんと植物性たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつで、生きているうえで欠かせない栄養素。もちろん赤ちゃんにも必要です。

ミルクを飲んでいる乳児はミルクの動物性たんぱく質を十分にとっているので必要ありませんが、離乳食を食べるようになってミルクの量が減ってくると、ミルクだけではたんぱく質を足りなくなってきます。

しかし、動物性たんぱく質だけなど脂肪分を多く取り過ぎてしまう心配があるうえ、赤ちゃんの腸は未発達の状態なので、食べ物をうまく消化できずにアレルギーを引き起こす可能性が。そのため、一度に多くの植物性たんぱく質・動物性たんぱく質をどちらかだけ与えるのは避け、バランス良く食べさせるのが良いと言われています。

 

植物性たんぱく質はいつから食べられる?

植物性たんぱく質は、離乳食を始めるタイミングから少しずつ食べられるようになります。離乳食の最初にいきなり上げるのではなく、10倍がゆなどの離乳食を食べるのに慣れてきたあたりがおすすめです。例えば、生後5ヶ月で離乳食を始めたら、その3〜4週間後の生後6ヶ月前後になるくらいまでは控えておいてください。

もちろん、食材は飲み込みやすい状態かつ熱を通してからあげなければいけません。また、アレルギーの可能性を考えて、その食材を初めてあげるときはひとさじからスタートし、徐々に増やして行くようにしましょう。

 

植物性たんぱく質が摂れる食材:離乳食初期

それでは、ここからは「植物性たんぱく質」が摂れる離乳食を月齢別に紹介していきます。まずは離乳食中期(生後7~8ヶ月)から見ていきましょう。

 

絹ごし豆腐

豆腐は離乳食初期におすすめの食材。より柔らかい絹ごしを選ぶと調理も簡単です。大豆由来の良質な植物性たんぱく質に加えて、カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。離乳食で使う豆腐は「国産大豆100%使用」のものが安心です。

外国産のものや「国産大豆使用」と表記されていて外国産の大豆が混じっているものには一応注意しておきましょう。なぜなら、輸入中に防カビ・防虫目的で農薬が使われていたり、「遺伝子組み換え」大豆の可能性があったりするからです。

 

とうもろこし

消化に悪いイメージのあるとうもろこしですが、薄皮を取れば離乳食初期から食べられる食材。たんぱく質・脂質・糖質の三大栄養素がバランスよく含まれている点や、甘くて素材そのままで美味しい点も魅力です。腎臓が未発達な赤ちゃんには難しい「塩分の排出」を助けてくれる「カリウム」や、「ビタミンB1」も摂取できます。

とうもろこしの薄皮は、茹でた後表面だけ包丁で削ぎ落とし、残ったものをスプーンで救い出すと簡単に中身だけとることができますよ。

 

植物性たんぱく質が摂れる食材:離乳食中期

続いて、離乳食中期(生後7~8ヶ月)におすすめの植物性たんぱく質が摂れる食材を紹介します。

 

納豆

納豆は、植物性たんぱく質、カルシウム、鉄分、カリウムなどが含まれている栄養価の高い食材です。しかし、納豆をそのまま食べられるようになるのはまだ先。生後7~8ヶ月の離乳食中期には、加熱して刻んでからあげるのが基本です。また、納豆についているたれは味が濃すぎるため、付けないであげてください。

 

きな粉

良質な植物性たんぱく質を含む大豆から作られているきな粉は、豆腐を食べるのに慣れてからあげるのがおすすめです。早く慣れていれば、離乳食初期の後半からあげても問題ありません。

食材にかけるだけで食べられるので、簡単に植物性たんぱく質を摂れる食事を準備できるのも嬉しいポイントです。粉っぽくてむせてしまうので、そのままあげるのは避けてくださいね。

 

植物性たんぱく質が摂れる食材:離乳食後期

続いて、離乳食後期(生後9〜11ヶ月)におすすめの植物性たんぱく質が摂れる食材を紹介していきます。

 

枝豆

枝豆は植物性たんぱく質や葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄分など、体に嬉しい栄養素を含む食材です。しかし、茹でてもなかなか柔らかくなりにくいので、時間をかけて茹でる必要があります。離乳食後期でも、初めはすりつぶしからスタートしましょう。

カミカミ期に入ったら、5㎜ほどのみじん切りにしてあげましょう。枝豆はつるんとしていて誤って飲み込みやすい食材なので、歯が生え揃う幼児期になるまではそのままあげないようにしてください。

 

スナップエンドウ・えんどう豆

スナップエンドウやえんどう豆も、植物性たんぱく質が豊富な食材です。ビタミンB1・B2、カリウム、カルシウムなどの栄養素も含んでいます。

中のえんどう豆だけならすりつぶして初期の後半あたりから食べられるのですが、「さや」は後期から。そして、その「さや」は豆より栄養価が高いです。

離乳食後期には、やわらかくゆでたスナップエンドウ・えんどう豆を5㎜角に刻んであげましょう。

 

離乳食のたんぱく質量目安

最後に、離乳食で与えるたんぱく質量の目安を紹介します。生後6〜11ヶ月の乳幼児のたんぱく質の「推定平均必要量」は、1日15g〜25gと言われています。(母乳栄養児の場合)

この値も「推定」ですので、あくまで目安になりますが、離乳食のたんぱく質量目安は一食あたりを豆腐で換算すると、

  • 離乳食初期(生後5~6ヶ月):豆腐で25g、
  • 離乳食中期(生後7~8ヶ月):豆腐で30~40g
  • 離乳食後期(生後9~11ヶ月):豆腐で45g

程度だと言われています。ミルクの量や他の食材に含まれるたんぱく質量も考えながら、たんぱく質のあげすぎや不足が起きないように気をつけていきましょう。

 

「植物性たんぱく質」でバランスの良い離乳食を!

離乳食作りは毎日大変ですが、やっぱり赤ちゃんの健康や喜ぶ姿を見たいものですよね。どんな食材にどんな栄養が含まれているのか把握するのは大変ですが、三大栄養素のひとつなのにアレルギーを引き起こしやすい「たんぱく質」のことは、考えた方が良いかもしれません。

今回紹介した「植物性たんぱく質」を摂れる食材を少しずつ離乳食に取り入れて、栄養バランスの良い健康的な食事を赤ちゃんにあげましょう!

 

 

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