産後ヨガのメリット・デメリットとは?効果的な産後ヨガのポイントも
産後ヨガのメリット・デメリットとは
この記事を読むための時間:3分
産後のママの身体に良いと言われる「産後ヨガ」。しかし、なぜ産後ヨガが良いのかよくわからないという人もいるのではないでしょうか?また、産後の身体にとってデメリットはないのかどうかも気になりますよね。
この記事では、産後ヨガのメリット・デメリットを紹介します。産後ヨガを効果的にするポイントも紹介するので、始めてみようか迷っている人はぜひチェックしてくださいね。
産後ヨガとは?
産後ヨガとは、出産後のママがするヨガのことです。産後のママの身体には、骨盤の開き、体力・筋力の低下、悪露の排出、手足のむくみなど、様々な不調が現れます。また、ホルモンバランスの乱れや疲れによる心の乱れも激しいです。
そんな産後の心身を癒し、回復をサポートすると注目されているのが「産後ヨガ」なのです。産後ヨガには、赤ちゃんと一緒にする「ベビーヨガ」と呼ばれるものもあります。
ママが産後ヨガをする4つのメリット
まずは、産後ヨガをするメリットを紹介します。
肩こり・腰痛の緩和に繋がる
授乳や長時間の抱っこで肩が凝りがちな産後のママ。腰痛に悩む方も多いのではないでしょうか?ヨガは姿勢を整え、凝り固まった筋肉をほぐして血流を良くするので、肩こりや腰痛にぴったりです。
骨盤の歪みを整える
赤ちゃんは、ママの骨盤の間を通って生まれてくるため、ママの骨盤の周りの筋肉や靭帯は緩み、骨盤を開きます。放置していると骨盤が開いたままになって下半身が太くなったり、骨盤が歪んで身体に不調が現れることも。
産後ヨガは、骨盤周りの筋肉を動かして鍛え、骨盤も正しい位置へ導いてくれます。
産後太り対策になる
骨盤を整えて下半身太りを防止するのも産後太り対策のひとつですが、それだけではありません。
ヨガは深い呼吸をしながら行うため、脂肪を燃焼しやすくする「有酸素運動」に分類されます。産後なので少しずつではありますが、筋肉を鍛えながら脂肪を燃焼できるのです。基礎代謝もアップするので、「痩せやすい体質」を目指せます。
自律神経を整えてリラックスできる
産後ヨガは通常のヨガと同じく、ママの自律神経を整えて心身をリラックスさせる効果が期待できます。ゆっくりと深く呼吸をすることで緊張がほぐれ、産後疲れを軽減してくれるはずです。
大きく身体を動かすことによって、凝り固まった身体をほぐして血流が良くなります。血流が改善されると脳が活性化されるので、ストレスに負けにくくなると言われているんですよ。
産後ヨガの3つのデメリット
続いて、産後ヨガのデメリットや注意点を紹介します。
頑張りすぎると体調が悪化することも
産後のママの身体は、想像以上にダメージを受けています。そのため、産後すぐ運動を頑張りすぎると怪我をしたり体調を崩したりしやすいです。ヨガでも、関節を痛める、肉離れになる、肩こりがひどくなるなどの可能性があります。
自分の体調を見ながら短時間ずつ行い、ヨガをしても大丈夫かどうか判断できない場合はかかりつけの産婦人科医などに相談してみてください。
自宅でするとポーズが間違っていてもわからない
産後ヨガ教室もありますが、忙しい産後に外出するのは難しい方も多いはず。料金がかかるのもネックですよね。だからと言って自宅でヨガに挑戦すると、直接教えてもらえないのでポーズが自己流になってしまいがちです。
とはいえ、産後ヨガは簡単なポーズが中心なので、間違えてしまうことは比較的少ないですよ。
筋トレやエクササイズに比べると痩せるのに時間がかかる
ヨガで産後ダイエットをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、ヨガは筋トレやエクササイズに比べると運動量が少なく、ダイエット効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。
身体がしっかり回復したら、ヨガだけでなく筋トレやエクササイズ、ジョギングなどをプラスしてみてください。
産後ヨガを効果的にするポイントは?
最後に、産後ヨガを効果的に行うためのポイントを3つ紹介します。
呼吸を意識する
ヨガは呼吸が大切で、色々な呼吸法があります。中には息を止める呼吸法もありますが、基本となる腹式呼吸は息を止めてはいけないと言われています。呼吸法をマスターしていないうちは、呼吸を止めてしまわないように注意しながら深く呼吸をしましょう。
深く呼吸をすることで自律神経が整い、心身がリラックスできます。また、腹式呼吸はお腹のインナーマッスルを鍛え、基礎代謝向上にも効果的です。
骨盤周りのポーズを中心にするのがおすすめ
産後のママにとって特に重要なのが、骨盤周りの歪みや開きを整えることです。骨盤は上半身と下半身をつなぐ大事な部分で、骨盤が歪むと下半身太りや頭痛など、全身の様々な場所に影響を及ぼします。
出産直後は不安定なので激しく骨盤を動かすのは禁物ですが、産後1〜2ヶ月(帝王切開の場合は2〜3ヶ月)くらい経ったら骨盤を整えるポーズを中心に選んでみてください。
身体を締め付けない楽な服装を選ぶ
産後ヨガは、きついレギンスなどの身体を締め付ける服装は避けましょう。スポーティなヨガウェアではなく、ルームウェアのようなラフな服装でOK。ゆったりとリラックスできる格好を選んでください。
また、産後は身体を冷やすのも禁物です。お腹を出すなどの露出度の高い服装でするときは、上に羽織れる洋服も準備しておいてくださいね。
メリット・デメリットを理解して、効果的に産後ヨガをしよう
産後ヨガのメリット・デメリットを紹介しました。ヨガは、皆さんの想像以上に、産後の身体にとってメリットのあるエクササイズだったのではないでしょうか?メリット・デメリットをきちんと理解して、効果的に産後ヨガに挑戦しましょう。
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