大豆のベストな栽培時期は?育てる方法からポイント・注意点を紹介
大豆を育てて家庭でおいしく食べよう!
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大豆は栄養価の高い食材です。「畑の肉」とも呼ばれているように、肉・魚・卵に負けないほどのたんぱく質を豊富に含んでいます。毎日大豆を摂取すれば、より健康な体を作れるかもしれません。そこで今回は家庭でも比較的簡単に育てられる、大豆の栽培方法を紹介していきます。
目次
大豆の栽培時期はいつ頃がベスト?
大豆の栽培時期は、5~7月の上旬から中旬の暖かい気候になってきた頃がベストです。豆が発芽するには、暑すぎず寒すぎずといった適度な気温が必要です。また気温のみならず湿度・天気などによっても、大豆の成長が左右されます。そして栽培する地域の環境や大豆の品種によっても、栽培時期は異なります。枝豆から大豆に熟すまでにうまく栽培するには、大豆の成長に合わせて種まき・世話をすることが重要です。
大豆の栽培方法
大豆の栽培は5~7月の上旬から中旬より始まり、収穫までは10~12月頃までかかります。詳しい栽培方法を以下で紹介していきます。
土作り
大豆は、水はけの良い弱アルカリ性の土で生育すると、品質の良い大豆に育ちやすくなります。弱アルカリ性に調整するには大豆を植え付ける2~4週間前に、土に苦土石灰を混ぜて耕します。苦土石灰を混ぜると株が強くなり、大豆が熟す前に枯れるのを防いでくれる効果があります。混ぜたあとは堆肥・肥料をパラパラと少量撒き、1~2週間ほどなじませ寝かせましょう。
種まき・苗植え
大豆の栽培方法は、種まき・苗植えの2通りがあります。種まきは10~25cmほど間隔をあけ、深さ約2cmの穴をあけたところに2~3粒の種を入れていきます。種まきの場合、発芽したところで、鳥などに食べられる可能性があります。種をまいた上部に、紐を貼る等の鳥よけがあった方がいい場合があります。苗植えで栽培するときは、園芸店・ホームセンターなどで大豆の苗を購入しましょう。大豆の苗を購入したあとは20〜30cmほどの間隔をあけて、大きな鉢かプランターに野菜用培養土を入れて苗を植えていきます。野菜用培養土は、あらかじめ肥料・水はけ・水もちが調整されているので、調整が難しい土作りをしなくても済みますよ。大豆が20cmほど大きくなり始めたら、株から倒れないように土寄せをしましょう。
水やり
大豆の種まきを終えたら最初にたっぷりと水をあげ、発芽するまでしばらく水やりをお休みします。頻繁に水やりをしてしまうと、大豆の種子が腐ってしまう恐れもあります。花が咲いてから実がつくまでは様子を見つつ、雨も降らない状態が10日間ほど続くようなら、その時にたくさん水をあげるようにしましょう。雑草が生えてきたら養分を吸い取られないように、こまめに抜いていきます。
摘心
大豆の収穫量を増やすために本葉が4~5枚出てきたら、上の芽の部分を5~10cmほど摘心する必要があります。摘心とは、植物の成長を促すための作業のひとつ。この作業をすることで大豆のサヤが増えるようになります。
収穫
花が咲きはじめた後に枝豆となり、そこから大豆に成熟します。大豆を収穫できるようになるのは10~12月頃。収穫の目安は、大豆の葉が落ちて茎部分も茶色くなり、サヤを振ると中の大豆がカラカラと音をたてたときです。収穫するときは、大豆の株ごと引き抜きます。
大豆を栽培するときのポイント
大豆をずっと何年も同じ場所で育て続けていると、他の野菜と同様に連作障害といった生育に悪影響を及ぼす状態に陥る可能性があります。連作障害が起こってしまうと収穫量が減少したり、害虫発生により株が枯れて品質低下につながる恐れがあります。この連作障害を防ぐポイントは、連作しないように2年以上期間を空けてから次の大豆を栽培することです。期間を空けて休ませることで土が自然にバランスを取り戻すよう働いてくれるので、その後はもう一度大豆を植えられますよ。大豆を栽培すると、根にいる根粒菌が、大気中の窒素を地中にためてくれる働きがあります。
大豆を栽培するときの注意点
アブラムシ・カメムシ・シンクイムシなど、さまざまな害虫によって大豆が病気にかかってしまう恐れがあります。病気にはダイズモザイク病・紫班病・白絹病などがあり、これらにかかってしまうと株の萎縮や葉にモザイク症状、茶または黒色の斑紋が出てくるようになります。最悪の場合、大豆の茎や葉が腐ってしまい枯死してしまうでしょう。一度病気にかかると、収穫の減少につながり他の大豆の種子にも伝染してしまいます。害虫を避けるためには殺虫剤を撒いたり、対策として防虫ネットを使用したりしましょう。また過湿状態にしないための環境づくりや病気の症状がなくても毎年同じ種子を使わないなど、種子伝染を防ぐことも大切です。私の経験では、強風などの倒伏予防に土寄せをしっかりしておけば、比較的強い野菜だという印象を持っています。また、周りの栽培環境や、景観にもよるのですが、大豆の周りに雑草をはやしておくとがい
家庭でも栄養価の高い大豆を育てよう
家で大豆が育てられるようになれば、お店で購入せずともすぐ自宅で食べられるようになります。生育している最中に様子を見て、水やりや害虫などに注意すれば、大豆は比較的簡単に作ることができるでしょう。ぜひ一度、大豆の栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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