発酵性食品で元気なからだづくりを！

 

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食物繊維の中でも「発酵性食物繊維」は人間のからだにとって良い影響を与えてくれる可能性を秘めている食物です。しかし、一般的に普通の食物繊維との違いやどんな食材から摂取できるのかなど、あまり知られていないことも。そこで、今回は発酵性食物繊維についてご紹介します。発酵性食物繊維を摂取するメリットなども併せてご説明しますので、ぜひ最後までご一読ください。

発酵性食物繊維とは？

発酵性食物繊維とは、人間の腸の中の善玉菌のエサとなる食物繊維のことを指します。普通の食物繊維とは違い、発酵することによって「短鎖脂肪酸（たんさしぼうさん）」という物質を作り出し、この物質が腸内環境を整える以外にも、炎症を抑えてくれたり、悪玉菌が増えるのを抑制してくれたりと、からだに良い働きをしてくれます。

発酵性食物繊維はどの食材から摂取できる？

食物繊維＝緑色の野菜というイメージがありますが、実は発酵性食物繊維は玄米、大麦、ごぼう、小麦ブランで作ったシリアルなど茶色の食べ物に多く含まれています。比較的安価で手に入りやすいものばかりなので、毎日の健康づくりのためにも続けられそうです。また、緑色の食べ物だとアボカドやキウイなどからも摂取できるそうですよ。

発酵性食物繊維の3つのメリットをご紹介！

発酵性食物繊維は、人間のからだにさまざまな良いメリットをもたらしてくれる可能性を秘めています。今回はその中でも「腸内環境の改善」「ダイエット」「睡眠の質の改善」について解説していきます。

1.腸内環境も改善するかも？！

発酵性食物繊維は、腸内で善玉菌が発酵すると”短鎖脂肪酸”という物質が作られます。短鎖脂肪酸とは、大腸粘膜細胞のエネルギー源となる物質で、カルシウム、マグネシウム、鉄の吸収を促進する働きを持つ物質で腸内で、短鎖脂肪酸が作られると腸内は酸性の状態に。この酸性の状態になることで酸性に弱い悪玉菌が減るため、結果、腸内環境が良くなる可能性が秘められているのです。

2.ダイエット中の強い味方！

発酵性食物繊維により腸内環境が整うと、結果、ダイエットに役立ちやすいからだになります。なぜなら、発酵食品に含まれている「発酵菌」は、腸内細菌のエサとなり、消化しやすいからだへと導いてくれるためです。また食物繊維は、人が持つ酵素では消化されにくい善玉菌のエサとなる栄養源が含まれているため、食物繊維を摂取すると、腸内フローラのバランスを改善し便秘が解消するなんてことも！

3.睡眠の質の改善する可能性も！

発酵食品により腸内環境が整うと、睡眠の質も改善するという研究結果も出ているから驚きです！これは、発酵性食物繊維により快眠を導くホルモンのメラトニンの材料となるセロトニンの分泌に関する細菌が増加しているからでは？という見解が強く、腸内環境が整うことで睡眠の質が上がる可能性があるそうです。最近ぐっすりと眠れていない方はぜひ、腸内環境から整えてみるのも良いかもしれません。

まとめ

本記事では、発酵性食物繊維についてご紹介しました。発酵性食物繊維とは「人間の腸の中の善玉菌のエサとなる食物繊維」です。通常の食物繊維とは違い、発酵することで人のからだに良い働きをもたらせてくれるため、積極的に摂りたい栄養です。発酵性食物繊維は、玄米、ごぼう、小麦ブランなど、比較的茶色い食べ物に多く含まれている傾向があり、手に入りやすいため継続して摂取できるのもうれしいポイントです。

 

また、発酵性食物繊維を摂取することで、「腸内環境の改善」「ダイエット」「睡眠の質の向上」などにも役立つ可能性があり、ますます注目されていく食品となるでしょう。ぜひ、発酵性食物繊維で健康的なからだづくりを目指しましょう。