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ヨーグルトの起源と歴史を解説!

ヨーグルト

知っておきたいヨーグルトの起源と歴史

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最近はたくさんの種類のヨーグルトが市販されていますが、その歴史は想像以上に長いことを知っていますか?美味しくて体に良いと人気のヨーグルトの起源と歴史を掘り下げてご紹介します。

大昔から食されてきたヨーグルトの起源とは

ヨーグルトの歴史は、人々が羊などの家畜を飼い始めた紀元前5000年頃にまで遡ります。ある時、木桶に残っていた羊の乳が、気が付くと酸味のある飲み物に変化していました。知らず知らずのうちに発酵が進み、今で言うドリンクタイプのヨーグルトになっていたのです。世界で初めて発酵乳が誕生したのは、そうした偶然の出来事がきっかけとされています。そして、発酵乳の『保存性がよく腐敗しにくい』という特長から、冷蔵手段のなかった時代にうってつけの食品として世界各地に伝わりました。

世界のヨーグルトの歴史

東欧や中央アジア、北アフリカの遊牧民によって、羊やヤギ、牛や馬などの乳で作られていたヨーグルトは、動物性たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富で、当時の人々の貴重な栄養源となっていました。地域の気候や風土によって発酵乳の味や成分、食べ方なども様々であったことは容易に想像できますが、その一部をご紹介すると、世界でもっとも古い遊牧民と言われるエリアン人は、羊や馬の乳を発酵させたアルコール飲料をたしなんでいたそうです。また、紀元前2000年期前半頃には、中東の各地で権力を握っていたアムル人が、食料としてはもちろん、発酵乳を薬としても飲用していたのだとか。更には、13世紀頃の蒙古人は、戦場へ赴く際には馬の乳を発酵させた馬乳酒『クーミス』で軍旗を清め、必勝祈願をしていたと言います。また、インドでは釈迦が一週間一食という厳しい修行で衰弱していたところ、ヨーグルトに似た乳粥をわけてもらい、元気を取り戻して悟りを開くことができた、と言われています。

日本のヨーグルトの歴史

日本では奈良時代に貴族に珍重されていた乳製品の中で『酪』と呼ばれていたものが、現代のヨーグルトのようなものだったのではないかと推測されています。984年に朝廷に献上された日本最古の医学全書とされる『医心方』には、「乳は全身の衰弱を補い、通じをよくし、皮膚をなめらかに美しくする」と記されており、当時の乳製品が薬として扱われていたことがわかります。しかし、その後は残念なことに『酪』をはじめとする乳を加工した食文化は続かず、明治時代になってようやく、牛乳が飲まれるようになり、1894年頃には、売れ残りの牛乳を発酵させた『凝乳』が作られるようになり、これが日本でつくられた最初のヨーグルトとなりました。

健康ブームで話題になったヨーグルト

日本では、定期的に起きる健康ブームによって、様々な食品が注目を集めることがあります。ヨーグルトもそのひとつ。以下のヨーグルトが話題を集めました。

 

【ヨーグルトきのこ】

1994年頃に大流行した食品で、そのネーミングからきのこのヨーグルト漬けのような印象がありますが、実はケフィアという発酵乳。見た目がきのこに似ているということがその由来となっています。

 

【カスピ海ヨーグルト】

2002年頃に爆発的なブームとなった『カスピ海ヨーグルト』は、長寿地域として知られるコーカサス地方のジョージアのヨーグルトから作られたもの。その粘り気とまろやかさが特徴ですが、日本人にとって一番響きだったのが、自宅で簡単にヨーグルトを増やすことができるということでした。

 

【夜ヨーグルトダイエット】

腸の働きが活発になる『腸のゴールデンタイム』に備えて、夕食の後に食べると就寝中に乳酸菌などの善玉菌が腸を活性化し、腸内環境を整え、太りにくい体を作ると言われていました。

 

【腸活・菌活】

近年、よく耳にするのが『腸内環境』という言葉。腸は食べた物を消化するだけでなく、全身の健康とも深く関わっているそう。腸内の細菌の種類やバランスは食べるもので変化するため、腸内環境改善のためにヨーグルトを食べる人が増えているようです。

まとめ

ヨーグルトが最初に作られたのは大昔、木桶に残っていた乳が発酵し、酸味のある別の飲料になっていたことがきっかけでした。それから世界各地に広まり、食品や酒、薬としても珍重され、廃れることなく長きに渡り現代まで食されてきました。美味しくて体に良いヨーグルトは、これからもずっと私たちの健康を支えてくれることでしょう。

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