麹の正しい保存方法や賞味期限について

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料理や調味料としても使える、麹。店で気軽に購入できることもあり、すぐに料理などに使用できるところが良いですよね。しかし麹の保存方法を誤ってしまうと、腐ってしまったり味が変になってしまったりすることも。では麹の正しい保存方法には、一体どのようなものがあるのでしょうか。今回こちらの記事では、麹の保存方法などを詳しく紹介していきます。

麹の保存方法

麹には、鮮度が良く本格的な料理を作れる生麹と、長期にわたって保存が可能な乾燥麹があります。どちらも保存方法が異なり、期限やメリット・デメリットも違います。人によって良いと感じるポイントがあると思いますので、ぜひ下記で詳細を見ながら、どれが良いかを検討してみてください。

生麹

①冷蔵保存
冷蔵保存は生麹をすべて使い切れそうにないときに、使う分だけ分けて冷蔵庫に入れておき、残りは冷凍庫で保存するのがベストな方法です。都度使うときは毎回清潔なスプーンを使用し、もう一度冷蔵庫にしまう場合はきちんと密閉して保存しておきましょう。適当に冷蔵保存してしまうと生麹の中に菌が入り、カビが発生させる原因をつくってしまいます。気になる人は、スプーンや保存容器を殺菌しておくと良いですよ。

 

②冷凍保存
冷凍保存は冷蔵保存よりも長持ちするものの、冷凍・解凍の回数を重ねれば、その分麹の鮮度は悪くなってしまいます。そのため冷蔵保存するときと同じように、生麹を分けてから冷凍庫にしまうのがおすすめです。使う場合は冷蔵庫で2時間ほど自然解凍するか、常温で解凍していきましょう。

 

③生麹に塩を合わせる
最後に長期間もつものに、生麹に塩を合わせるという方法があります。合わせた後は、常温でそのまま置いておいてOKです。なぜ塩を合わせると長期保存できるのかというと、塩を入れることで腐敗微生物の繁殖を防げるからです。腐敗微生物が繁殖する元は、食品の細胞に含まれている水分。

 

しかし塩を入れると含まれている水分が抜かれるので、これ以上菌が増えることはありません。この方法を用いった場合、すでに麹に塩が入った状態になりますので、もう生麹には戻せなくなります。料理に使うときには元から塩を使わない料理などには使用しないように、気を付けながら作っていきましょう。

乾燥麹

乾燥麹は元から水分がなくなっているので、常温のまま保存することが可能です。生麹よりも保存が簡単な部分は、乾燥麹の長所といえます。ただし、高温多湿や直射日光は避けて保存するなどの工夫は必要です。また開封後は虫や菌などを避けるため、密封して冷蔵で保存するのがおすすめといえるでしょう。

麹の賞味期限

麹の賞味期限は生麹を冷蔵保存すると20日、冷凍保存だと2・3ヶ月、塩を合わせる方法だと大体4ヶ月程度になります。乾燥麹は未開封で3ヵ月、長くて1年ほどです。しかしこれはあくまで平均の賞味期限ですので、製造元によってそれぞれ期限が変わることもあります。しかし保存が適当でなれば、その分変色したり味が落ちることもあるでしょう。そのため麹を購入した際には、賞味期限の確認はもちろんのこと、その後の保存もきっちり行う必要があります。保存するときは密封性の高いタッパーや、ジップロックなどを活用するのがよいでしょう。

麹を長持ちさせるには

麹を長持ちさせるには、なるべく常温で保存せず、菌が入らないような環境づくりを徹底することが大事です。菌が入ってしまうとカビが発生してしまい、麹を食べられなくなってしまいます。また生麹や乾燥麹によって保存方法も違ってくるため、麹を長持ちさせたい場合は、まず自分の用途に合った麹を選んでみるところから始めると良いでしょう。

生麹と乾燥麹！自分に合った麹を見つけていこう！

麹は保存をきちんと行っていれば、すぐに腐ってしまうようなことはありません。今日中に使ってしまうなら冷蔵庫、しばらく使う予定がないなら冷凍庫といったように、保存方法を考えながら麹を長持ちさせていくのが1番良いやり方です。生麹と乾燥麹。どちらも味の良さに変わりはないので、おいしく食べるためにもぜひ自分に合った麹を見つけてくださいね。