大豆粉を上手に使ってプロテインの代用品にしよう

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トレーニングだけでなく美容や健康のための栄養補助食品として、プロテインを手にする人が増えてきました。しかし「プロテインを毎日飲んでいると飽きてしまう」「たまには別のもので代用したい」という人もいるでしょう。

そこで、プロテインの代用として「大豆粉」をおすすめします。あまり聞き慣れない食品ですが、小麦粉や米粉に次ぐ「第三の粉」とも呼ばれており、筋肉を作るのに必要なタンパク質を多く含んだ食品です。大豆粉とはどのような食品なのか、なぜプロテインの代用にできるのかを解説します。

大豆粉とは？

大豆粉は大豆を生のまま、丸ごと粉末にしたものです。大豆がそのまま原料になっており、イソフラボンやビタミン類も豊富に含まれています。大豆を原料とする粉には、きな粉やおからパウダーもあります。

きな粉は、大豆粉と異なり、しっかり煎った大豆を粉末状にしたものです。おからパウダーは、豆腐の製造過程で生まれる大豆の絞りカスを乾燥させています。大豆粉を小麦粉の代わりに使用すれば、糖質を制限しながら豊富な栄養を摂取することが可能です。

大豆は畑のお肉

大豆は5大栄養素がすべて含まれており、栄養とバランスに優れた完全栄養食です。栄養素の中でも特にタンパク質が豊富な食品で、別名「畑のお肉」と呼ばれています。

大豆は、筋肉を作るのに必須の栄養素であるタンパク質をお肉に匹敵するほど含んでいます。日本で庶民に食肉の文化が広まったのは、明治時代以降といわれていますが、明治以前の日本人は丈夫な体をしていました。

食肉文化が広まる以前、日本人の体作りを支えたのは、味噌や納豆から摂取する大豆のタンパク質や栄養素だったといわれています。

大豆粉はプロテインの代用になる？

大豆粉は大豆を生で粉末にしているので、大豆の良質なタンパク質を補給できます。豊富なタンパク質を補給できるのでプロテインの代用になります。

しかし、生の大豆を粉砕したものなので、粉末をそのまま水に溶かして摂取できません。加熱したうえで水に溶かす必要があるので、プロテインの代用として大豆粉を使う場合は、調理に使用するのがベストです。

大豆粉を使ったレシピ

大豆粉は、プロテインのように水に溶かして飲むのには適していませんでした。そこで、大豆粉を使ったお菓子のレシピを紹介します。大豆粉を上手に使って、良質なタンパク質を摂取しましょう。

蒸しパン

【材料 （1人分）】

• 大豆粉：30g
• ラカント：5g
• ベーキングパウダー：3g
• 卵：1個

（お好みで）

• エリスリトール：5g
• ココアパウダー：5g

 

【作り方】

1. 耐熱性のあるボウルに材料を入れて混ぜる
2. ボウルに軽くラップをかけて500w・3分間、電子レンジに投入したら完成

 

蒸しパンのレシピは、簡単なので時短で料理したい方にもおすすめです。

パンケーキ

【材料（1人分）】

• 大豆粉：30g
• 砂糖：10g
• ベーキングパウダー：2g
• 牛乳：30㏄
• 卵：1個

（調味料）

• サラダ油適宜

 

【作り方】

1. 粉もの類を入れて、泡立て器でよく混ぜ合わせておく
2. さらに牛乳、卵を加えて混ぜて生地を作る
3. 熱したフライパンにサラダ油をひいて生地を流し込み、両面を弱火で焼く

 

調理時間は20分ほどです。大量に作って冷凍保存する場合は、水分の蒸発を防ぐために温かい状態でラップに包んでください。

クッキー

【材料（1人分）】

• 大豆粉：50g
• ベーキングパウダー：3g
• 無塩バター：30g
• ノンカロリー甘味料：10g
• 卵：2分の1個

（お好みで）

• ナッツやゴマ
• 紅茶の茶葉

 

【作り方】

1. ボウルに無塩バターとノンカロリー甘味料を加え、混ぜ合わせる
2. 卵を溶いて加えて混ぜ合わせる（お好みのナッツやごま・紅茶の茶葉はここで投入する）
3. 粉類を入れて混ぜ合わせる
4. 混ぜ終わったらラップに包んで、冷蔵庫で1時間冷やす
5. 冷蔵庫から取り出し、好みの大きさにカットや型抜きをする
6. 170℃のオーブンで15分焼き上げる

 

バターを使用しない糖質を抑えたヘルシーなクッキーなので、ダイエット中でも楽しめます。

プロテインに飽きたら大豆粉で代用するのがおすすめ

プロテインの種類も増え、味もさまざまな製品が増えてきました。しかし、さすがに毎日飲んでいると飽きてしまいます。

そのような場合は、タンパク質や栄養素を多く含む大豆粉を摂取することで、プロテインの代用にしましょう。大豆粉は、生のままでは飲食できないので、加熱調理してください。プロテインや大豆粉を上手に併用して、健康や美容、丈夫な体作りを目指しましょう。