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納豆は何回混ぜると一番美味しい?科学的に400回とされる理由とは

納豆を混ぜる納豆は何回混ぜると一番美味しい?

この記事を読むための時間:3分

納豆を食べる時、何回くらい混ぜてから食べていますか?「納豆って、どれくらい混ぜると一番美味しいのだろう」と気になったことがある方も多いはず。そこでこの記事では、納豆は何回混ぜると一番美味しいのか紹介します。混ぜる回数によって栄養価が変わるかどうかも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

「400回」混ぜるのが一番美味しいって本当?

「納豆が一番美味しいのは400回混ぜた時」という説を聞いたことはありませんか?実はそれは本当なんです!なぜ400回混ぜると一番美味しくなるのか解説しましょう。

400回混ぜると「旨味」の数値がピークになる

「400回混ぜると美味しい」というのは、慶應義塾大学が開発した「AISSY株式会社」の味覚センサー「レオ」を使用して行われた、混ぜる回数を変えて納豆の味覚を計測した実験の結果です。「レオ」の示した味覚数値を見ると、400回混ぜた納豆が最も「旨味」の数値が高かったのです。この場合の「旨味」とは、甘味、塩味、酸味、苦味と並ぶ「基本5味」のひとつで、「旨味=おいしさ」というわけではありませんが、旨味成分が多く含まれている方がよりおいしさを感じやすいと言われています。400回を超えると、1,000回混ぜても旨味の数値はほとんど変わりませんでした。納豆は混ぜれば混ぜるほど美味しいという訳ではないのです。(参照:https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/16941

400回混ぜた納豆の見た目・食感

納豆を400回混ぜるには、大体3〜5分間ほどかかります。400回混ぜた納豆は、白い泡が豆全体を覆うほど目立ち、豆の粒はまだ残っているものの豆自体がやや柔らかく、泡立った糸が豆に絡まりクリーミーな食感です。

200回〜400回では美味しさはほとんど変わらない

味覚センサー「レオ」が出した数値によると、200回混ぜたあたりまでは旨味の値が右上がりであるのに対して、200回からは比較的横ばいになっています。この味の差は食べても判別できない人も多いと考えられるようです。

少ない回数ではどうなの?

100回も200回も、そんなにたくさん混ぜたくない!という方も多いはず。では、少ない回数混ぜるのでは納豆の美味しさは変わらないのでしょうか?そこで、10回・20回・50回混ぜた時の納豆についてそれぞれ紹介します。

10回混ぜた納豆

納豆は10回ほど混ぜると固まっていた豆がほぐれ、糸を引くようになります。10回混ぜた時の「旨味」の数値は、1回も混ぜていない時よりも上がるものの、ピーク(400回)とは大きな差があります。食べてみると大豆の粒が硬く感じられ、舌触りがはっきりしている印象です。

20回混ぜた納豆

20回混ぜるとネバネバが強くなり、伸ばした時に引く糸が太くなってきます。混ぜていない時と20回混ぜた時の「旨味」の数値の差は、混ぜていない時から10回混ぜた時に上昇した数値の約2倍です。20回混ぜても、まだ大豆の粒は硬く残っています。

50回混ぜた納豆

50回混ぜると、納豆のネバネバが泡立ち、その泡が全ての豆に絡んでいるというような見た目になります。空気を含んだようなふんわりとした食感が楽しめますが、この辺りから「旨味」の数値の上がり方はやや緩やかになり始めます。

何回混ぜるかによって栄養も変わるの?

混ぜると栄養価が高まると思われがちな納豆ですが、実際には、納豆の栄養価は混ぜる前と後でほとんど変わらないと言われています。一例として、納豆「金のつぶ」シリーズが人気のミツカンのサイトでは以下のように記載されていますので参考にしてください。

栄養価は、当社で確認した中では、混ぜる回数には大きく影響は受けることはございませんでした。
引用元:http://faq.mizkan.dga.jp/faq_detail.html?page=1&category=&id=1160

何回混ぜると一番好みになるかで決めよう!

混ぜる回数で「旨味」の数値が変化しますが、同時に「食感」や「ネバネバの量」、「豆の硬さ」なども変わります。そのため、やはり何回混ぜるかはそれぞれの好みに合わせるのが一番です。ここからは、納豆の好みごとにおすすめの混ぜる回数を紹介します!

大豆そのものの味が好き:あまり混ぜない

混ぜるほど旨味がアップするということは、味が変化してしまうということです。そのため、大豆そのものの味が好きだという人は、10〜20回ほどに抑えると豆の風味や食感を楽しめるでしょう。

つぶつぶ感が好き:20回前後混ぜるのがおすすめ

納豆は混ぜれば混ぜるほど豆が柔らかくなり、やがて粒が潰れ、1,000回混ぜるとペーストに近い状態にもなります。つぶつぶ感が好きだという方はあまりたくさん混ぜず、20回前後がおすすめ。20回前後ならまだ豆のゴロゴロした食感がしっかり残っています

ふんわり感が好き:たくさん混ぜるのがおすすめ

納豆を混ぜていくと、納豆の粘りが空気を含んでふんわりとしてきます。50回以上混ぜると泡立ちはじめ、100回以上混ぜると豆の粒自体も柔らかくなってくるはず。ふんわり感やマイルド感を感じたい方は、たくさん混ぜつつ回数を調節してみてください。

できるだけ旨味を出したい:タレは後入れでたくさん混ぜる

できるだけ旨味を出したい方は400回を目指して混ぜてみましょう!200回と400回ではほとんど変わらないと紹介しましたが、中にはその差をしっかり感じられる方もいるはず。また、混ぜるときに豆やネバネバを空気に触れさせるために、タレは後入れがおすすめだという意見もあります。タレの入れるタイミングも試してみながら、好みの混ぜ方を見つけてください。

納豆は何回混ぜると美味しく感じるか試してみよう

「納豆は何回混ぜると一番美味しいのか」について紹介しました。納豆を食べるたびに400回混ぜるのは大変そうですが、納豆の旨味のピークとはどんな味なのか気になった方も多いのではないでしょうか?ぜひ一度、何回混ぜると美味しく感じるのか試して、好みの回数を探してみてくださいね!

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